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SPECIAL INTERVIEW

GAKUSHIKAN STYLE

英語から広がる未来へ。 前田結花×田畑 穣

対談

GAKUSHIKAN STORY Vol.3

英語から広がる未来へ。

前田結花 × 田畑 穣

英語指導のプロ講師によるオンライン授業「わくわくイングリッシュ」や、求められる英語4技能対策強化の「English Speaking Training」に加え、記憶定着アプリ「Monoxer(モノグサ)」など、学思館の英語授業は創意工夫に満ち、充実しています。
ようこそ「学思館の英語」の世界へ! 『好き』や『楽しい』から始まる未来へ!
対談形式で、学思館の学習指導への想いもお届けします。
FIFAワールドカップの公認リポーターや、吉野彰先生(ノーベル化学賞受賞)の講演通訳などで活躍され、現在、西南大学や福岡大学で教鞭もとる「通訳家・前田結花(まえだゆか)さん」を学思館にお招きしました。
▶▶▶対談の前半は学思館チャンネルにて発信!

通訳の仕事って面白い!

田畑 前田さん自身の仕事でもある「通訳」って、職人のような仕事だとおっしゃいました。「言葉の向こうにある、相手の思いやエネルギーまでが伝えられるから」と。
前田 はい。英語を聞いた瞬間、頭にイメージが描かれて、そのイメージを、瞬時に分かりやすい日本語で的確に伝える。言葉はそのままコミュニケーションになる。
通訳には、そんな醍醐味があります。
田畑 言葉を伝える意味だけでなく、人の思いを伝える仕事なんですね。

夢中になったことが原点になる

田畑 学思館に来訪された方に必ず聞くことがあります。
「何か一つのことに夢中になれる秘訣」です。
前田さんが、英語に打ち込むことができた秘訣を教えてください。
前田 振り返れば、昭和のテレビっ子だった私。夢中になってテレビ番組を楽しんで、翌日には近所の子どもたちと人気番組を「ごっこあそび」で再現する。その頃の延長じゃないかと思うんです。伝えたいという熱のような・・・、みんなで楽しもうよという気持ち。
そんな『伝えるコミュニケーション』が、ずっと好きだったように思います。
田畑 やはり、「楽しい」「好きだ」と思う気持ちは大切ですね。

笑顔が増える、英語の時間

田畑 テレビと言えば、今は、アニメもアイドルも好きじゃないという子、多いんです。漫画も見ない、ゲームもしないという子もいて、共通の話題が見つからないこともあります。
前田 今の子にはすべてが揃っていて、刺激も多すぎるのかもしれません。私たちが10代の頃、英語に触れる機会は映画や洋楽くらいで、貴重でした。
田畑 だからこそ学思館の学びを通じて、子どもたちの楽しいと感じる部分を、大きく広げたいと考えています。
自分の気持ちをあまり表現しない生徒でも、英語のオンライン授業「わくわくイングリッシュ」では、外国の先生たちと熱心にしゃべることができたりなど、発見がたくさんあります。
前田 英語(外国語)を通したコミュニケーションで、絶妙な距離感を実感するからこそ、自分の会話が通じたときって、ものすごく尊いものに感じられるのかもしれません。
前田

学ぶことこそエンターテインメント

田畑 子どもたちが、何かに一生懸命になってやっていたらスイッチが入っていく。それが英語であれば、「英語頑張ってみよう!」という喜びが、頑張りグセになる。そんな気持ちを積み重ねて、習慣や成功体験につながっていくと感じています。
前田 好きなこと、やりたいことを無理に探そうとしなくても、時間が経つのを忘れるほど楽しくて気持ちがいいことを、脳がきっと覚えているでしょうから。そういう気持ちを大事に、子どもたちが好きになれることに出会えたらいいですね。
小・中学生の時期に、田畑先生のような方々に出会う、お子さんたちは幸せですね。
田畑 ありがとうございます。先生って、子どもが出会う、数少ない大人の内の一人だと思っています。楽しい大人、かっこいい大人の姿を見せてあげたい。
学ぶことこそ、エンターテインメント。とても楽しいものだと伝えたいんです。
だから、講師のみんなと一緒に、毎日一生懸命頑張っています。
前田 そんな風に、希望を与えてくれる先生たちの姿って、励みになります。

楽しく学ぶためのノート

田畑 英語のノートを持ってきてくださったとか。
前田 はい。新聞の日本語をまず英語で直訳して、すぐに英語版の対訳をすぐにチェック! 覚えたい表現や決めゼリフを、こうしてノートに書いて、楽しんで勉強しています。
前田ノート
田畑 我々はたくさん子どものノートを見る仕事です。ただ文字を写すだけ、東大生のノートをまねるだけではダメで。
「どういうことがやりたいのか」ということがノートを見れば分かる。そんなノートになっていれば伸びるんです。
前田 映画のセリフや、顔も描きます。こうして勉強を兼ねて書いていると、心が整うというか・・・。
田畑 私も昔から筆(ふで)で書くのが大好きで。書道で文字を書くと、同じように心が整っていくのが分かります。

音から考え、覚える体感型の学び

田畑 私の専門は数学ですが、子どもたちに英語を教える立場でもあるので、たくさんのことを学びます。この春から、学思館では、最新アプリを導入しました。英語を、発音を聞いて学んでいきます。書くのと違って、音で聞くと新たな発見がありますね。
前田 通訳の仕事の前には、使われる専門用語を書き出して、実際に声に出して、聞いて、たくさんインプットします。
英語学習でも英単語は「基礎体力」ですから、読む・書くだけでなく、「音」で覚えていくことって、実際に使える「強み」になっていくと思います。
田畑 学思館では、「わくわくイングリッシュ」や「EST」など、「使える英語」の勉強法を取り入れ、チャレンジしています。子どもたちが早いうちに英語に触れて、興味を持って、好きになってくれたらいいと思っています。
前田 ええ、会話や音から覚えることって、本当に大事だと思います。
  • 学思館の英語
  • わくわくイングリッシュ【小・中】
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話しながらコミュニケーション!
「自分の英語が通じる」「会話になっていく」ことを、学思館ならすぐに体験できます。
ぜひ、英語が楽しい&実力アップ授業を学思館で実感してください。
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大人気のオンライン英語で、楽しくlレッスン!苦手意識がなくなります。
笑顔で授業に向かうようになり、いつの間にか英語でのコミュニケーションが身についていきます。
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自宅でも受けることができる、大学入試対策の「英語」と「スピーキング力アップの英語」の7コースを用意しています。
効果的な学習で、集中して英語の実力を育み、成績アップを力強く応援します。
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英語から広がるチャンス

田畑 巷では、英語の翻訳機が流行っていますが、どんな意見をお持ちですか。
前田 現場でも、AIを使った自動翻訳を、翻訳者がチェックするということが増えてきています。
田畑 通訳の機械があれば、英語を話せなくてもいいじゃないかと、教育者が話すこともあり、私たち現場の人間は驚くことも多いです。
前田 英語を話すというチャンスや、自分の言葉でコミュニケーションできる喜びまでをも手放すのは、やはりもったいないと思います。英語を知ることで、日本語の豊かさにも気づく。日本の文化や言葉、表現の素敵さも分かるんですよ。
田畑 心強いです。英語を知ることは、心や生き方の豊かさとつながってくると思っています。
前田 同感です。この世に生まれてきた以上、持っているものを使いこなすのが大事。それぞれがそれぞれの環境の中で、自分が持っているものや力を使って、この世に生まれたら死ぬまで、「見てやろう、知ってやろう、やってやろう」という気持ちで生きることが、豊かな生き方ではないかと思います。
田畑 学思館の英語の時間、その可能性や楽しさを、もっと子どもたちに伝えたいと思います。今回は、いろいろお話しいただき、ありがとうございました。
前田 こちらこそ、ありがとうございました。
前田結花
前田 結花 Maeda Yuka
英語通訳・翻訳者
九州州外語専門学校・西南学院大学・福岡大学非常勤講師/ピラティスインストラクター

福岡県立小倉高校卒業 お茶の水女子大学英文科卒業。
7年間の専業主婦を経て第二子の小学校入学を機に通訳養成スクールに通い始め、2000年に英語通訳者としてデビュー。
◎幅広い分野の通訳経験を評価され、非常勤講師として2007年より福岡大学工学部大学院でコミュニケーションスキル特論、2013年より西南学院大学で観光通訳(のちに通訳研究)を担当。活動の幅を広げ、ピラティスインストラクターとして、2009年より福岡市内の整形外科クリニック併設スタジオで週2回グループクラス指導にもあたっている。
◎FIFAワールドカップ2002での選手コメントテイク、TEDxKeioの同時通訳、吉野彰先生(ノーベル化学賞)九州大学特別講演会同時通訳をはじめ数多くの国際シンポジウムの同時通訳など通訳者として活躍。『ダンス解剖学』等の翻訳書も手掛ける。

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